学校・病院でのPTZカメラとボックス型カメラの組み合わせ活用法

Jan 05, 2026

PTZカメラって何ができるの?基本をおさらい

PTZカメラとは、「Pan(水平回転)・Tilt(垂直回転)・Zoom(光学ズーム)」の3つの動作を組み合わせたネットワークカメラです。1台で広い範囲をカバーでき、気になる場所にカメラを向けて拡大撮影できるのが最大の強みです。

具体的にできることをまとめると、こんなイメージです。

  • 水平360°・垂直180°の全方位回転で死角をなくす
  • 光学ズームで遠距離の人物・車両を鮮明に拡大撮影
  • プリセット機能で複数ポイントを自動巡回
  • 動体検知と連動した自動追尾(オートトラッキング)

私たちHIKVISIONのPTZカメラシリーズには、光学25倍ズームのDS-2DE4A425IWG-Eや、悪天候にも強い防水仕様モデルなど、用途に応じた幅広いラインアップを揃えています。

ボックス型・ドーム型固定カメラの特徴

固定カメラは、一度設置したら特定の場所を24時間ずっと映し続けるタイプです。入口・受付・ATMコーナーなど「絶対に映し忘れたくない場所」に最適で、映像の連続性が証拠として残しやすい点が魅力です。

ボックス型は交換レンズで画角を調整しやすく、ドーム型は天井埋め込みで目立ちにくいのが特徴。どちらもPTZカメラが巡回中や別の方向を向いているときも、担当エリアを確実に記録し続けるという役割を担います。弊社のネットワークカメララインアップでは、ColorVuシリーズのように夜間もフルカラーで記録できるモデルも揃えています。

学校での組み合わせ活用例

学校は「子どもたちの安全」と「プライバシーへの配慮」を両立しなければならない難しい現場です。PTZカメラと固定カメラを組み合わせることで、このバランスを上手に取ることができます。

校門・校舎外周エリア

校門や駐車場の出入口には固定式ボックス型カメラを設置して、来訪者の顔・車両ナンバーを確実に記録。広い運動場や駐車場全体の見回りにはPTZカメラを1台置いて巡回させることで、少ないカメラ台数でも広範囲をカバーできます。

廊下・昇降口・体育館

廊下や昇降口など「特定の通路を常に監視したい場所」はドーム型固定カメラが向いています。体育館のように縦横に広い空間は、PTZカメラのオートトラッキング機能と組み合わせると、不審な動きを自動で追尾できます。

病院・医療施設での組み合わせ活用例

病院では「患者さんの安全確保」「スタッフの業務記録」「薬品・医療機器の管理」など、監視の目的が多岐にわたります。それぞれの場所に合ったカメラを選ぶことがポイントです。

エントランス・受付・ナースステーション

エントランスや受付は固定ドーム型カメラで常時記録。患者さんや面会者の顔を確実に残せます。ナースステーション周辺は広角固定カメラで全体を映しつつ、必要に応じてPTZカメラで特定エリアをズームアップできる構成が有効です。

駐車場・外来棟周辺

広い病院の駐車場はPTZカメラ1〜2台で巡回しながら不審車両を追尾し、各出入口には固定カメラでナンバー記録を確保。夜間の駐車場では、弊社のColorVu 3.0シリーズのようなフルカラー対応固定カメラを組み合わせると、暗い環境でも証拠映像の質が大幅に上がります。

PTZカメラ vs 固定カメラ:特徴比較

項目 PTZカメラ 固定カメラ(ボックス/ドーム)
カバー範囲 広い(全方位回転) 固定された画角のみ
ズーム 光学ズーム対応(最大40倍以上) 基本的にデジタルズームのみ
常時記録の確実性 巡回中は他方向を向く場合あり 常に同じ場所を記録
自動追尾 オートトラッキング対応 非対応
コスト感 高め(1台で広範囲カバー) 比較的リーズナブル
向いている場所 広場・駐車場・体育館 入口・廊下・受付

導入時の設計ポイント

カメラを設置する前に「このカメラは何のために置くのか」を明確にしておくことが大切です。PTZカメラは”動くカメラ”なので、巡回中は他の場所が空白になる点を理解した上で、その穴を固定カメラで埋める設計が基本の考え方になります。

また、録画容量の計画も忘れずに。PTZカメラは高解像度・高フレームレートで動くため、ストレージ消費量が多くなりがちです。設置台数と録画日数のバランスは、事前にしっかり確認しておきましょう。録画容量の計算方法が気になる方は、弊社の「防犯カメラの録画容量計算方法」の解説記事も参考にしてみてください。

さらに配線計画も重要です。学校や病院のような大規模施設では、PoEスイッチを活用してLANケーブル1本で電源とデータを同時に供給すると、配線コストを大きく削減できます。

HIKVISIONのPTZカメラ主要モデル

弊社のPTZカメラは、設置環境や用途に合わせて複数のシリーズをラインアップしています。代表的なモデルをご紹介します。

  • DS-2DE4A425IWG-E:光学25倍ズーム・IP67防水対応。屋外の学校運動場や病院駐車場に最適
  • DS-2DF8442IXS-AEL:高解像度4MP・最長100mのIR照射。夜間の屋外監視に強い
  • DS-2SE4C425MWG-E:スマートトラッキング対応。人・車両を自動追尾するAI機能搭載

詳しい仕様や価格については、弊社の防犯カメラ製品一覧からご確認いただけます。用途や設置環境を伝えていただければ、最適なモデルをご提案しますのでお気軽にご相談ください。

まとめ

PTZカメラと固定カメラはそれぞれ得意・不得意が明確です。「広いエリアを少ないカメラで監視したい」ならPTZカメラ、「特定の場所を確実に記録したい」なら固定カメラ、というように目的ごとに使い分けて組み合わせるのが、学校や病院のような複合施設での正解です。

私たちHIKVISIONは、現場の規模や予算に合わせた最適なシステム構成をご提案しています。「何台必要か分からない」「どのモデルが合うか迷っている」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. PTZカメラ1台で学校全体をカバーできますか?

PTZカメラは広範囲をカバーできますが、巡回中は他の方向が記録されない時間が生まれます。入口や廊下などの重要な場所には固定カメラを別途設置して補完するのが一般的な構成です。

Q2. 病院での設置にプライバシー上の注意点はありますか?

病室や診察室など患者さんのプライバシーに関わるエリアへの設置は避け、エントランス・廊下・駐車場などの共用部を中心に設置するのが基本です。設置前に院内での規定や患者への周知も確認しておきましょう。

Q3. PTZカメラのオートトラッキングはどのくらい正確ですか?

弊社のAI搭載モデルは人と車両を区別して追尾でき、ペットや木の揺れなどの誤検知を大幅に抑えています。ただし照明条件や障害物の有無によって精度は変わるため、設置環境を事前に確認することをおすすめします。

Q4. 既存の固定カメラシステムにPTZカメラを追加できますか?

同じネットワーク(IPカメラ)規格であれば、既存のNVR(ネットワークビデオレコーダー)にPTZカメラを追加することは技術的に可能です。ただし、NVRのチャンネル数や対応プロトコルの確認が必要です。

Q5. 屋外設置のPTZカメラはどの程度の防水・耐久性がありますか?

弊社の屋外向けPTZカメラはIP66〜IP67の防水防塵規格に対応しており、雨や砂埃にも対応しています。また、−30℃〜60℃の動作温度範囲に対応したモデルもあり、寒冷地の学校施設でも安心してお使いいただけます。

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