平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨今の世界的な半導体・メモリ市場におきまして、生成AIおよび先端サーバー向け需要の爆発的な拡大を背景に、メモリ業界全体でかつてない規模の需給逼迫が生じております。
主要半導体メーカー各社が生産リソースを高帯域幅メモリ(HBM)や最先端製品へ集中させている影響により、監視カメラやレコーダー、IoT機器に不可欠な汎用DRAMおよびNAND型フラッシュメモリの生産能力が世界的に大きく制約を受けております。市場調査機関(TrendForce等)の最新レポートや経済紙(日本経済新聞等)の市況報道でも報じられている通り、メモリの大口取引価格(契約価格)は四半期連続で大幅な上昇を続けており、この供給不足および高価格基調は来年(2027年)年末にかけても長期化・継続する見通しが示されております。
弊社におきましては、サプライチェーンの多角化、長期調達契約の締結、生産工程の効率化や経費削減など、あらゆる企業努力を重ねて製品価格の維持に努めてまいりました。しかしながら、継続的かつ記録的なメモリ部品価格の高騰は、弊社単独の企業努力のみで吸収できる許容範囲を大幅に超過する状況となっております。
つきましては、今後におきましても高品質な製品と安定した保守・供給体制を維持・継続するため、誠に不本意ではございますが、下記のとおり一部製品の価格改定を実施させていただく運びとなりました。
日頃よりご愛顧いただいておりますお取引先様には多大なご負担とご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。何卒、半導体市場の客観的な情勢をご賢察の上、深いご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
1.価格改定の客観的背景および市場動向
主要メモリサプライヤーが製造ラインをAI向け高帯域幅メモリ(HBM)等へシフトさせたことにより、エッジAIカメラや録画装置等に搭載される汎用DRAM・組み込み用フラッシュメモリの世界的な供給能力が構造的に逼迫しています。
調査機関(TrendForce等)の分析によると、DRAMおよびNANDフラッシュの取引価格は継続して二桁台の上昇傾向を示しており、この価格高騰トレンドは2027年第4四半期(年末)まで継続するとの予測が各業界アナリストより発表されております。
PC、エンタープライズサーバー、各種産業用機器分野におきましても同様の部品高騰に伴う価格調整が相次いでおり、電子機器業界全体において極めて深刻なコスト圧迫要因となっております。
2.改定実施日および対象製品群
敬具 HIKVISION JAPAN 株式会社