防犯カメラの録画容量計算方法:HDDサイズとコスト最適化のポイント

Dec 15, 2025

「何TBあれば足りる?」録画容量の悩みを解決しよう

防犯カメラシステムを導入するとき、「HDDは何TBあればいいの?」と頭を抱える方はとても多いです。容量が少なすぎると録画データがあっという間に上書きされ、いざというときの証拠映像が消えてしまいます。かといって大きすぎるHDDを選ぶとコストが余計にかかります。

私たちHikvisionが現場でよく受けるご相談のひとつがまさにこれです。この記事では録画容量の計算方法と、コストを賢く抑えるポイントをわかりやすくまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

録画容量に影響する主な要素

まず、録画容量を左右する要素を整理しておきましょう。大きく分けると次の4つです。

  • カメラ台数:台数が増えるほど単純に容量も増えます
  • 解像度:4K > 4MP > 2MP の順でデータ量が大きくなります
  • フレームレート(fps):15fpsと30fpsでは容量がほぼ2倍変わります
  • 録画日数:法的・運用上の要件として7日〜30日保存が一般的です

この4つの掛け合わせで必要容量が決まります。たとえば「カメラ8台・2MP・15fps・30日保存」と「カメラ8台・4K・30fps・30日保存」では必要HDDサイズがまったく異なります。設置環境に合った条件を先に絞り込むことが、無駄なコストを防ぐ第一歩です。

H.265+圧縮で容量を大幅に削減できる

録画容量を語るうえで外せないのが映像圧縮技術の話です。HikvisionのH.265+は、従来のH.264と比べてファイルサイズを最大75〜80%削減できます。つまり同じ画質でも、必要なHDD容量が約4分の1になる計算です。

たとえば4MPカメラをH.264で運用すると1台あたり約1〜1.5Mbpsかかるところ、H.265+なら0.3〜0.5Mbps程度まで下がるケースがあります。ネットワークカメラを選ぶ際は、H.265+対応かどうかを必ず確認しておきましょう。長期運用でのコスト差はかなり大きくなります。

録画モードの選択でさらに効率アップ

録画は「24時間常時録画」だけではありません。録画モードをうまく使い分けることで、HDD容量を大幅に節約できます。

  • 常時録画:常にすべての映像を記録。容量消費が最大
  • 動体検知録画:動きがあったときだけ録画。容量を60〜80%削減できるケースも
  • スケジュール録画:曜日・時間帯を指定して録画。営業時間外のみ常時録画するなど柔軟に設定可能

たとえば深夜はほとんど人の動きがない店舗や倉庫なら、動体検知録画と組み合わせることで録画データ量を大幅に減らせます。適切なモードを選ぶだけで、HDDのサイズをワンランク下げられることも珍しくありません。

容量計算の目安(早見表)

「計算式は面倒」という方のために、よく使われる構成での目安容量の早見表を用意しました。条件は動体検知録画なし(常時録画)・H.265+使用・15fpsでの参考値です。

カメラ台数 解像度 7日間 14日間 30日間
4台 2MP(1080p) 約0.5TB 約1TB 約2TB
8台 2MP(1080p) 約1TB 約2TB 約4TB
8台 4MP 約2TB 約4TB 約8TB
16台 4MP 約4TB 約8TB 約16TB
16台 4K(8MP) 約8TB 約16TB 約32TB

これはあくまで参考値です。カメラのビットレート設定や実際の動体量によって変わります。動体検知録画を活用すれば、実際の使用容量はこれよりかなり少なくなることが多いです。

NVRのHDD搭載容量も確認しよう

いくら大容量のHDDを用意しても、NVR(ネットワークビデオレコーダー)が対応していなければ意味がありません。NVRにはモデルごとに「最大HDD搭載容量」と「HDDベイ数」が決まっています。

たとえばHikvisionの一般的なエントリーモデルは1〜2ベイで最大8〜16TB、上位モデルになると4〜8ベイで数十TBまで対応するものもあります。大規模な運用を想定するなら、NVR製品ラインアップから搭載ベイ数や対応HDDサイズをしっかり確認しておきましょう。後から「HDD増設できない」となると困ってしまいます。

また、HDDはサーベイランス(監視カメラ)向けの製品を選ぶことをおすすめします。一般的なPC用HDDは24時間稼働を想定していないため、早期に故障するリスクがあります。

クラウド録画という選択肢も

「HDDの管理が面倒」「ローカル録画だとHDD故障が不安」という方には、クラウド録画も一つの手です。HDDの購入・交換コストはなくなる一方、月額の通信・ストレージ費用が継続的にかかります。どちらが自分の運用スタイルに合っているか、クラウド録画とローカル録画の比較記事も参考にしてみてください。コスト面・セキュリティ面の違いを詳しく解説しています。

まとめ:必要容量を正しく見積もってコストを最適化しよう

録画容量の計算は「台数×解像度×fps×録画日数」という掛け算が基本です。そこにH.265+圧縮動体検知録画を組み合わせることで、必要なHDD容量を賢く削減できます。過剰投資を避けつつ、必要な映像はしっかり残せる環境を整えることが防犯システム運用の肝です。

どのカメラやNVRを選べばよいか迷ったときは、Hikvisionの防犯カメラ製品一覧をご覧ください。用途・予算・設置環境に合わせた製品をご提案します。

よくある質問(FAQ)

Q1. 1TBのHDDで何日分録画できますか?

H.265+使用・2MPカメラ1台・常時録画(15fps)の場合、目安として約30〜40日分の録画が可能です。ただしカメラの設定やビットレートによって大きく変わります。

Q2. HDDは一般的なPC用でも使えますか?

動作はしますが、PC用HDDは24時間連続稼働を前提に設計されていないため、監視カメラ専用(サーベイランス用)HDDの使用を強くおすすめします。耐久性と信頼性が大きく異なります。

Q3. 録画映像が上書きされるのはいつですか?

HDDの容量がいっぱいになると、自動的に古い録画から上書きされます(ループ録画)。上書きを止めたい場合はNVRの設定で「上書き禁止」モードに切り替えることも可能ですが、その場合は容量が満杯になると録画が止まります。

Q4. 4KカメラとフルHDカメラでHDD容量はどのくらい違いますか?

H.265+使用の場合、4K(8MP)はフルHD(2MP)の約3〜4倍のデータ容量になります。高解像度カメラを導入する際はHDD容量の見直しが必要です。

Q5. NVRのHDDは後から増設できますか?

機種によって異なります。複数のHDDベイを持つNVRであれば後から増設が可能です。将来的な拡張を考えるなら、購入時に空きベイのある機種を選ぶのがおすすめです。詳しくはNVR選び方完全ガイドをご参照ください。

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